やれこれと返す事のべの中で 何が生きてゆく証なんだろうか

 先日妹が待望の第一子を出産。我が家では初の快挙とお祭りムード高まる中、日付は変わり本日13日をもって大人の階段をまた一つ上った私。独身。無職。貯金ゼロ。持病有り。現在お付き合いしている人、無し。あれあれおかしいな大人の階段だと思って上ったここはそそり立つ崖のてっぺん。そこから見下ろすと寄せる波と返す波で海は大荒れ。うわあ少しでも動いたら落ちちゃうかもっていうか足元からなんか崩れ出したんですけど。これちょっと戻った方がいいな危ないし…あれ?さっきの階段どこ…?



 詰んだ。人生という壮大なゲーム完全に詰んだ。小学校の卒業文集で『20年後の自分』の欄に『多分結婚して子どもと楽しくしてる思う』と書いて委員の子に提出したら「えー?結婚できると思ってるのー?プーwwwクスクスwww」と笑われ恥ずかしさのあまり書き直した事を思い出しました。委員の子すげえなあ。予言してるもんな。それか呪い。



 ええと、西の村に行けば呪いを解く魔女がいると聞いたよ!もしくはシャナクが使えるよ!という方は早急にご連絡ください。予言だったらそれを捻じ曲げるほどの愛をお持ちの方お待ちしています。愛で地球は救えないけれど私くらいは救ってくれてもいいじゃない。ねえ、そうじゃない?マスター…。



 カラン、とウィスキーの入ったグラスが鳴った。たばこの煙をゆっくりと吐き出す。ここのマスターが無口なのは知っている。私も答えが欲しくて問いかけた訳ではない。灰皿にまだ吸いかけのたばこを押しつけた。



もう4時です。寝ます。ハッピーバースデーtoミー。