「大好き」を込めたら ギュッと君を抱くよ LOVEの大革命

 みなさんお元気ですか。私は夢と現実の狭間を行ったり来たりしています。今はちょっと現実に戻ってきました。ただいま。

 休職中の求職中イコール無職が毎日何をやって過ごしてるかというと、大体寝てます。最近はNCIS〜ネイビー犯罪捜査班がマジ面白くて気だるげな昼下がりにケーブルテレビを見ています。ジヴァはトニーとうまくいってほしかった…。現実世界では恋愛のれの字にも縁がない私が心配するのは作られた虚構の世界のラブ。これはこれで結構楽しいです。虚しくないです。そもそも出会いがないので恋のしようがない。あーあ!ハローワークに行けば未来の旦那様が見つかるのかな!
 ハローワークはそういう場ではないんじゃないかな。みんな明日をどう暮らしていくか考えるのに精いっぱいだと思うよ。いい年こいて実家に寄生してのうのうと過ごしている私とは危機感が違う。いや、私も危機感を抱いている。やばい。働かない人間は屑だ。生きている資格がない。じゃあ働いていない私はどうすればいいのか。死ねばいい。死ねばいいと思うよ。

 さて、金色のコルダというゲームを御存知ですか。いわゆる乙女ゲーと言われてましてピンと来ない方はときめきメモリアルのプレイヤーが女バージョンだと思っていただければわかりやすいかと思います。高校二年の夏休み、オーケストラ部の一員となったウリコ・カンバーバッチ(ここにはあなたの名前を入れてください)は仲間やライバルたちと切磋琢磨しアンサンブルで全国大会に挑み優勝を目指す、そんな物語です。
 出てくる男の子キャラはかわいい子、かっこいい子、誠実な子、まじめな子、引っ込み思案な子、大人びた子、etc…。どの子もまあ魅力的。びっくりすることにハズレなし。みんな愛おしい。
 まあ、そんな愛おしい子たちとフォーリンラブするわけなんですがもうね、甘酸っぱい。
 
 ひとつ例を挙げます。
 とある事情により大会に出られなくなったA君(仮名)。そんなA君を想って大会の会場でヴァイオリンを奏でる主人公。駅に向かう車の中で主人公の弾くヴァイオリンの音色が聞こえた…そう感じたA君は車を降り、雨の中を走る。走って走って走ってようやく会場につき扉を開け一言「僕にピアノを弾かせてください!」そんなA君に抱き付く主人公。「待ってた…来るって信じてたよ…」涙ぐむ主人公っていうか私に「また君を泣かせてしまったね」と困った笑みを浮かべたA君は

 ついてこれます?この話。もうやめたほうがいいですか?どれくらい甘酸っぱいか少しでも伝わるように頑張って書いたんですけど途中から自己陶酔入っちゃってだいぶ削りました。伝わり…ました!はい!伝わったと思って話を進めていきます。

 要は郷愁がぎっしりつまったゲームなんです。もう戻れない17のころ。普通に学校に通って部活して恋なんかもした。それを思い出させてくれるんです。私が17のときは女子高を辞めてピアスを開けて煙草を覚えて金髪にしてバイトに明け暮れていたのでひとっつも共感できませんでしたが、それはそれ、これはこれ。

 このようにリアルな学生生活を鬱屈して過ごした人は二次元にハマりやすい傾向にあるのではないでしょうか。実際充実した学生生活を送ったであろう友人たちは然るべき方法で結婚し子供をもうけ幸せな家庭を築き、一方鬱屈した学生だった代表の私は精神を病みアニメやゲームや漫画にどっぷりつかり立派で孤独な腐女子になりましたとさ。

 とさ、じゃねえよ。あっれーおっかしいなーどこでレールから外れてひとりでトロッコ漕ぎ出したのかなあ。おとなしく親が敷いたレールの上を走っていればよかったのかなあ。中学から馬鹿な女子校に通ってエスカレーター式にくそ頭悪い短大を卒業してたら結婚できてたのかなあ。

 まあそんなたられば話はいいんですよ。大事なのは今。私が生きている現在。ただ一つ後悔してるのは、うたの☆プリンスさまっ♪ をなんで第一期から見てなかったんだろう、です。いや、本当に。これ以上の後悔なんてない。