背中押してアゲル 蹴ってアゲル キミを好きでいてアゲル

 スマートフォンを、買いました。


 なにこれ。電話じゃないじゃん!ていうか使い方分からないよ!とソフトバンクショップで購入した翌日、泣きながら傷がつかないようにポーチに入れて目指すはビックカメラ。ケースと初心者のためのスマートフォンガイド的な本とイヤホンのところにブチ込むアクセサリを買ってきました。一番簡単なリモコンのところにリラックマの頭部をぶっ刺す作業を終えるもケース(カバー?)が本体からカパって浮く怪奇現象を泣きながら四女(常にクール)に解決してもらい、さて、ガイド的な本で勉強しちゃうぞーと意気揚々と開くも用語が理解できない。タップ?フリック?スワイプ…?どうでもいいけどスワイプって響きなんかエロくね?


 今さらですが私カタカナ読めないんですよ。読めないもんを理解せよってキリスト教信者に輪廻転生の思想を納得させるくらい難しいですよね?だからそっと冊子を閉じてなめこ栽培(こういう物に対しては誰よりも感が働きます)を再開しました。

 
 で、二日三日目あたりから気付いたんですよ。これフォルダ、ない。あと電話帳のグループ分けバラバラ、なってる。え?ヤバくね?と放置したままの本をめくるとスマホを使うに当たってはアプリがないとなんもできないよーの旨が記載されており、え?なにそれヤバくね?と二回目のヤバくね。電話帳とフォルダが見れるアプリを入れて事なきを得ました。が、調子に乗ってアプリをどんどん追加していったら突然スマホさんがぴくりとも動かなくなったのです。トントンと押してもスライドさせても振ってもうんともすんとも言わないスマホ。私はスマホを携帯電話ではなくパソコンにカテゴライズしているのでとりあえず電源スイッチ五秒押し。再起動したスマホの中になめこ栽培はありませんでした。そう、まるで最初から存在していなかったように…。うわああああああ!!!!めっちゃ育てたのに!なめこめっちゃ育ってたのに!返せ!私のかわいいなめこ達を返せ!むしろなめこに費やした時間を返せ!と激昂。泣き疲れた私はもう一度なめこをインストールしました。意外とタフ。


 お勧めのアプリは『SPEED!』です。超熱い。時間泥棒さんがよくおいでになります。