冷たい雨の日で小さくうずくまって 何を待っているの

 天候不順のためKOTOKOを聞いても鬱の森から抜け出せません。何も手につかない。一日中ふとんに寝そべり猫を撫でる。幸せそうに眠っている猫の鼻の穴をしばしつまみ「クチュン」とかわいいくしゃみをさせる。何度もやると起き上がってむこうを向いて丸まってしまう。すかさず丸まったところに顔を入れて猫臭を堪能。なぜか雨のにおいがする。顔を上げて猫のわきの下とももの所に手をかけて思い切り伸ばす。気持ちよさそうに背伸びをする猫。震える手足。そのまま手放すとおなかを出したままうつらうつらとする猫。私もゆっくり目を閉じる。