一人分の陽だまりに 僕らは居る

  
 引越しまで秒読みだというのにこの体たらく。己の胸に今一度、「引越しする気ある?」と尋ねたいです。まあ答えは「NO.」なんですが。この部屋のどこから手をつければいいんですか。本とマンガの1/2か1/3は衣装ケースに詰めて廊下に放置してあるのですがそれ以上のモノ(まさしくモノ以外の何物でもない)はどこから沸いてくるんでしょうかね。モノを片付けて生活するという環境に生まれ育たなかった少女の悲劇の一言で済ませて良いですか。だって二週間近く前の入院セットが手付かずで投げ出されているのだもの。これが泣けば済む問題であったら私は三日三晩くらい余裕で泣きますよ。泣いてる間に妖精さんがキチンキチンと引越しの準備をしてくれると約束してくれるのなら。だけど現実はそんなに甘くないし何より「妖精さんが見えた」と一言漏らしただけで入院させられる可能性が極めて高いということが理解できるお年頃なので大人しく作業に戻ります。あと「妖精さん」を「You性さん」と変換したATOKにローキックを。